今回は、想像力そして創造力を育てることができる、インターナショナルスクールならではの課題をご紹介したいと思います。
日本の学校でも、夏休みの自由研究、そして普段の遊びにも使えるようなものなので、興味を持ってくださった方は、ぜひ子どもさんと一緒に楽しんでみてくださいね(^^)
たまたま娘の担任の先生が美術専攻の先生だったので、とても想像力の膨らむ宿題が他のクラスよりもたくさん出ていました。
その中から、ご紹介したいと思います。
家にある物で出来るのとあとは想像力を働かせるので、お金もかからず、楽しく作ることが出来るので、オススメです!
魔女のスープレシピを考えよう
一見、びっくりしますね!これは、想像のレシピです。
そして、あ~、そんなことか!と思いがちですが、意外に子どもの想像力に驚かされるものなのです。
絵本によくありますね。
魔女が、どろどろとした液体が入った大きなツボをかき混ぜている絵。
そうです!そのツボの中の液体のレシピを考える、というのです。
意外に、やったことありそうでないことではありませんか?
子どもの想像力って面白くて、びっくりするような材料が飛び出てくるものなのです。
この課題が出た時は、娘は5,6才でした。
その時の娘のレシピときたら・・・正直言えたもんじゃないぐらいひどいものですが・・・。
その中の一つが、
2つのトカゲのしっぽ、とか、9つのカエルの足、とか、20㎝のユニコーンの皮膚とか・・・(ーー;)
もう、はちゃめちゃな感じですが、中にスパイスとして魔女のくしゃみ、とか入っていたり、なかなかなものです(^^)
材料が決まったら、今度は作り方。
これも自分で何を順番に入れて、どうするのか、いつかき混ぜるのか、とかどうするのかをまた考えます。
そして、スープの名前、仕上がりがどんな状態なのか、まで絵でかいたり、どんな効果があるのか、どんな時に使うのか、注意書きまでちゃんと考えてみます。
最初はなかなかそんなことを考えたこともなかったから、なかなか思いつかないかもしれませんが、一度考えだしたら、楽しくて色々出てくるもの。
仕上がったスープはその子その子が自分で考えた、楽しいものが仕上がります(^^)
かなり想像力が膨らみますね!
私は、娘が学校でやってきたことなので、家では応用して、小人になるスープの作り方、や、逆に巨人になるレシピ、透明人間になるレシピや空を飛べるレシピなど様々なレシピを一緒に考えてきました。
今では、思い出の箱にしっかりしまってあり、見返しては娘と盛り上がっています。
王国を作ろう!
1か月後の課題として、こんな課題がありました。
自分が王様になり、王国を作り、その王国のルールまで考える、そして1か月後に持ってくる、という課題。
始め、どうすればいいのか?!かなりその課題に悩みました。
自分が出された課題だったとしても、頭を抱え込んでしまいます(^^;
でも、結局親が悩む必要もなく、子どもはさっさと色々案を出してきます。
こんなのが欲しい、こんな建物がいい、王国の門を入る時には、犬の鳴きまねをするんだ!とか。
面白いのが、王国の中は縄跳びをしないといけない!家に入るとスキップする!というので、かなりきつい王国だな…私無理だな(--;)なんて思ったこともあったり!
そして、レゴのパーツやら、ブロック、そして紙、ワイヤーなど、さまざまな物を駆使して、大きなダンボールの箱に作り出しました。
1か月かけて、自分の王国づくりが始まります。
王国の名前も自分で考え、どうやって王国が出来たのか、など自分で考えて作っていってるんです。
いよいよ提出日。
その後は皆が見れるように、廊下にテーブルを出して、飾っていてくれているのですが、皆の作った王国がとても面白いんです!
車が好きな子は車がいっぱい、宇宙空間みたいなのもあれば、ピタゴラ装置みたいなのまであります。
そして、王国のルールを書いた紙をある時、持って帰って来ました。
驚いたのが、担任の先生がしてくれたこと。
全面、紙の端っこを焼いて、古い紙のようにして、くるくる巻いて、皮ひもでリボン結びされて帰ってきたのです。
まるで王様が皮ひもをとって、巻かれた紙を広げ、皆の前で読み上げる紙のように!
とっても夢が広がりますよね(^^)
この課題は、想像力が膨らむだけでなく、自分でも作っていかないといけないので、その過程でたくさんどうしたらいいかな、と考える力も育てる上、作る力も育てます。
ここにはこういうものが欲しい!と自分の頭の中では想像出来ていても、なかなか理想通りに進むわけでもなく、身の回りにない物、揃わない物も出てきます。
そんな時、ある物でどうやったら代用できるか、新たにどうやったら作り出すことができるのかなど、こどもは幼いながらでも、しっかりと頭をフル回転させて考えていきます。
今の世の中、あまり考えなくなってきていると言われているなかで、こんな風に考えられる課題って、とっても素敵だと思いませんか?
まとめ
今回は、夏休みの自由研究にもなるような、インターナショナルスクールでの課題をご紹介いたしました。
一度始めると、楽しくかなり時間が早く過ぎてしまいます。
想像力、考える力、応用力、創造力など様々な力が付くので、課題というより、遊びの一環として、育てることが出来る力がたくさんあります。
なかなか時間がない時には大変だと思うので、ぜひ心の余裕がある時に、試してみてくださいね!!
小さいお子さんの場合、はさみなどには十分気を付けて、おこなってください。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。