小学校低学年の家庭学習の方法【国語①】(海外子育て編)

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こんにちは、さんかくです。

このブログを訪れ、読んでいただきありがとうございます。

 

今日は、海外での子育てにおいて、一番大きな問題になる、国語の家庭学習の方法をお伝えしていきたいと思います。

海外の子育てとは言えども、海外、国内関係なく低学年のお子様をお持ちの方には、活用していただける勉強方法だと思いますので、ぜひとも参考のひとつにしていただければ、と嬉しく思います。

 

用意するもの

  • 教科書
  • ノート

こどもチャレンジも毎月購読していて、毎月提出していました。

プラス講座というのも一緒に取っていましたが、とてもじゃないけど、一人では全く手がつけられない状態でした。

ですので、基本私が一緒に行っていたのは、漢字学習とチャレンジのみです。

実際、本も読まない子だったため、読書は皆無でした・・・(^^;

 

それでは、説明していきますね。

 

 

どの勉強にも、語彙を広げることが大切!!

 

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我が家の娘、ちびさんかくの場合、幼稚園の年長から海外生活になりました。

幼稚園の年長さんぐらいの日本語力ってどのぐらいでしょうか。

小学校に入ったらひらがななど文字を習うといっても、大体ひらがなを理解し、書ける子もかなり多いのではないでしょうか。

我が家の場合は、子供が興味を持つまで私も何もしなかったので、ひらがなは数個書ける、という感じでした。

 

娘「幼稚園で、みんな字~字~いっぱい書いてる!」

私「じゃあ、書いてみる?」

娘「うん!みんなすごいね~!」

そして、いなくなる娘・・・みたいな状態だったので、先へ進むことなく時が過ぎ、ひらがなは数個、の状態が続いていました。

 

そして海外へ、インターナショナルスクールへ。

このままの日本語の状態にしてしまえば、本当に日本で看板も読めません(^^;

語彙力も、幼稚園児のレベルだと、本当に帰国すると困ってしまいます!

確かに、親が日本語を話しているからと言っても、何も勉強しないと、話せても書けない、読めないが当たり前になってしまいます!

これは、責任重大・・・となれば、さすがにちゃんとしておかないと!というのがスタートでした。

 

海外に住んでいると、日本と勝手が違うことがとても多いです。

日本では当たり前のように普通に使っているものがなかったりするので、教える方も大変です。

とにかく、単語量を増やさないと会話も難しくなるので、小学校低学年の時には、読解問題はチャレンジのみで、私はとにかく単語を増やすことその学年の漢字を確実に入れていくこと、に重きをおきました。

 

 

とにかく漢字だけは!

 

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毎年、日本に帰国した夏休みなどに、本屋へ行き、参考書を見たり、買ったり・・・と最初の頃はしていました。

ですが、その学年のものを買ってやらせてみても、なかなか出来ないのです(^^;

漢字って、日本にいると日常的に使ったり見たり、しているんですよね。

教室に行くと、必ず目にできるところに漢字表が貼ってあったり、友達の宿題ノートをチラッと見たら目にしたり、低学年だと、日常的によく使う漢字が多いので、どこかで必ず見かけているんです。

 

でも、日本にいないと、毎日学校から帰ってきて、日課のように漢字を書かせても、目にするのはその時だけ。その時間だけだと、終われば忘れ去るのみ。

ましてや、学校で使うことも皆無。

毎日いたちごっこです(ToT)

 

いちいちそれに腹を立てていては、身も持たないし、覚えなさい!と強制すると、余計覚えないこども。悪循環になるだけです。

 

だから、初めによ~くよ~く考えました。

 

そこで質問です。

 

小学1年生で習う漢字は、何字でしょう?

 

 

正解は、80文字

1年間365日あって、たったの80文字でいいんです。

4,5日に1文字進めばいい!と考えると、気が楽になりませんか?

 

2年生になると、倍の160文字。

それでも、1年間で計算してみると、2日に1文字覚えていけばいいんです。

 

3年生では200文字。

それでも、1日に1文字覚えておつりがきます。

 

そう考えると、気が楽になりますね。

まずは、ゆっくり漢字に興味を持たせながら確実に入れていける。

4日に1文字と考えたら、チャレンジや算数も同時に余裕をもって勉強できるのです!

そして、対比になっているように、対で覚えていける漢字は2つ同時に入れることができると考えると、かなり余裕ができるな、と思いました。

 

ただ一つ、大事なことでも私がその時諦めたポイントがあります。

 

それは、漢字に大切だと言われるポイントでもあるのですが、今になってみると、そこはあまり重要視しなくてやはりよかったな、と思うところです。

それは、書き順、そして、はねやはらい、など、本来漢字のこだわらなければならないところ(^^;

そこまですると、興味を持たせたまま何年もいくのが難しくなるな、と思いました。

英語にはないところですし、とにかく読めて、書ければなんとかなる!と思っていたので。

 

まずは、形を覚える、興味を引くことが大切だな、と思いました。

でも、今娘は普通にテレビなど書き順問題やはね、はらいなども何も問題なくできているので、娘は帰国してから学んでいった部分だと思います。

娘のように、それからでも遅くはないところではあると思うのですが、ちゃんとそこまで出来ると素晴らしいと思います(^^)

ただ、教える方も根気がいり、ストレスにもならないようにしないと続かなくなってしまう、ということを頭において取り組んだ方が良いと思います。

 

 

漢字の学習:やり方

 

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まず、1文字3日かけようと考えました。

例えば、今日は「大」という字にしてみましょう。

対比ができる文字の場合「小」も同時に覚えられるように考えます。

 

1日目は、そのあたりにある物や人で、

「これとこれ、どっちが大きい?」

「ライオンと猫はどっちが小さい?」

とか、

「ちびさんかくの大好きな物は何?」

「白雪姫には、小人が何人出てくる?」

と、音読み、訓読みを全て使って、帰宅してから事あるごとに聞きます。

 

大好きゲームしよう!と言っては、好き、なだけじゃなくて、大好きなもの、でないとだめだよ!と言ってゲームをしたり、小さいものを集めよう!というゲームをしたり。

 

とにかく、覚える言葉をふんだんに使う1日目です。

 

最後に、

「今日いっぱい大好きって言ったよね?大好きの大ってこんな字だよ。書いてみようか。」

と言って書かせ、いっぱい褒めてあげましょう!

そして、

「大好きの大は、大きいとも読むんだよ。」

と教えます。

 

その時に、聞かれない限りは、小さいに関しては私は触れませんでした。次の言葉へつなげるためのゲームをしているだけ。

ただ、聞かれたら答えていました。

その時は、同時に覚えていく、という形です。

聞かれない限りは、次の言葉として考えますが、ゲームの時間を少なくしていき、日数を短くするか、復習の日として、大きい、と小さいをやり直したり、それまでの言葉をやり直したりとする日にしていました。

 

二日目

 

今度は、またゲームをするのですが、今度は紙に書いていきます。

その時、大すきなもの大きいものとそのたびに書くようにしていきます。

そして、大すきなものや大きいものを絵で描いてもよし、字で書いてもよし。

自分で書いてごらん?と言い、ゲームのたびに大すきなもの、や大きいもの、と大きいという字を何回も書かせます。

おそらく、その時点でもう子どもは覚えていますね。

 

大体、そこまで時間はかからず、2日目で大体覚えてしまいます。

とても覚えが早い子は、1日で覚える子もいるでしょう。

 

 

そして3日目

 

3日目は、すでに覚えてしまっているので、大すき、って書ける?とか、大きいって書ける?で子どもは喜んで書きます。

楽しいことは大好きな子どもなので、またゲームしよう!となります(^^)

そうすると、新しい今度は「小さい」を入れていけますね。

 

3日あると考えると、1文字は簡単に入るのです。

 

そうこうしているうちに、子供自身に漢字に対する苦手意識や抵抗がなくなることによって、覚えていくのも楽しく覚えていけるのではないでしょうか。

 

 

海外暮らしの子どもに漢字を教える難しさ

 

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まず、日本には日常的に当たり前にあって、海外では使われていない物など、結構あるもので、これが語彙を増やしたり、漢字を覚える時の大変なところだったりします。

 

例えば、黒板。

海外では、黒板を使うところもありますが、Whiteboardを使う学校が多いのではないでしょうか。

娘の場合、黒板と言われてもピンときませんでした。

黒板と言われても、緑なのに・・・

言われて、確かに・・・と私も気づかされたところです(--;

意味を含む漢字が割と多いため、黒じゃないのに、緑なのになんで黒板?!

 

私も、これには困ってしまいました。それに、使っていないのに覚えるっていうのも、どうしたらいいのか・・・。

だから、そういう言葉があったな、っていう感じで頭に置いておいてね、ぐらいにして進ませた記憶があります。

 

上靴も同じ。なんだ?上靴って・・・なんです。
海外では、上靴に履き替えるということをしないため、上靴がまず存在しない。

給食もそうですね。

 

 

日本語の濁点って

 

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帰国して、私が一番娘に教えていなかった・・・とハッとさせられたのが、実は濁点!

日本語って、都合がいいように固有名詞には、濁点(が、ぎ、ぐ、げ、ごの〃)や半濁点(ぱ、ぴ、ぷ、ぺ、ぽの丸)が付くんです。

 

いくらでもあるんですが、例えば富士山。

普通に読んだら、ふしですよね。点々はつかない読み方ですが、普通に日本人はこれをふしさんとは読みません。

 

でも、富士山を知らず、読み方がわからない、漢字習いたての状態だと、普通に読むと、ふしさん・・・。

 

「なんで点々がつくの?」

 

・・・・確かに・・・どうしてなんでしょう・・・?!

 

こんな言葉はたくさん。

 

金平糖。なに、ぺって・・・と思いませんか?

どうしてこう読むの?と言われても、私にもわかりません。

 

ただ、人の名前にも、物の名前にも濁点、半濁点がつくことがある、というのが、日本語の特殊なところだなぁ・・・と実感しました。

 

 

まとめ

 

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小学校低学年の家庭学習って、とても大切で、ここで基礎を定着させることによって、しっかりと勉強の地盤固めができるでしょう。

この地盤がゆるんだ状態で学年が上がっていくと、さらにぐらぐらな不安定な状態になってしまいます。

 

そうすると、考えてもわからないので、考えなくなってしまうという、負の連鎖が起きてしまうので、低学年の基礎部分はしっかりと入れていきましょう!

 

その中でも、一番今でも頻繁に使う言葉が低学年の漢字に入っているのはいます。

肝心要の漢字、こどもが嫌いにならないように、楽しく学習できていけるのが一番ですね!!

 

最後まで読んでいただき、ありがとうございました(^^)